心臓の所在地

あの時 思った 心臓って 
肩の上に乗っかるんだと

あの時まで 心臓って
身体の中にあると思ってた

ドキドキがピークに達すると
心臓って 肩の上で拍動するんだ

そんな時 あの人が
私の背中を バンバン叩いた

何にも言わずに
バンバン叩いた

きっと あの人には
それが 見えていたんだろうな

やがて もと来たところに 戻っていって
肩の上に 在ることはない

あのドキドキはどこへいったのかな
いまでもどこかにあるのかな

あの日の背中の振動も
いつか忘れてしまうのかな

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